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18歳から地元の宮大工の工務店に職人として就職して僅か1年で挫折。今現在38歳になり社会人1年目の挫折をふりかえると人生で初めての挫折を経験したと思います。とにかく厳しい親方で先輩方ともなかなかうまくコミュニケーションがとれず、何をしても怒られる毎日。
大工がかなり嫌いになった時期。世界一嫌いな職種、世界一厳しい職種だと思いました。ただ幼稚園のころから大工であった父親の背中をみて、自分も大工になって父親に勝ちたいという目標だけはなくなりませんでした。
19歳で地元の工務店を辞めて、20歳の時にまた地元の工務店に就職。やはり大工になる目標は諦められませんでした。20歳の時に再就職したのが株式会社 谷口工務店で20歳~30歳まで勤めあげました。
谷口工務店の親方が今後の自分の人生を大きく良い方向に変えてくださった方。厳しく大工としての技術、心得を教えてくださった方。ここで自分の価値観が大きく変わり、自分のために仕事をするのではなく、お客様に喜んでいただく事、親方に喜んでいただく事が自分の大工としての生きがいに変わりました。その時に初めて本当の意味での親孝行という事も考え意識し始めました。
よく親方が口にした言葉が『大工として腕におぼれるな、技術を自慢する商売ではない、腕におぼれるのは二流の大工』
その時はあまり深く受け止めていなかったが、創業した今この時の親方の考えが少しだけ理解できたと思います。やはり時代に合った事、お客様がどんな建築物をイメージしたり、お客様がどうしたら喜ぶかを考え、形にするのが本来の大工さん。一流の技術をもった大工さんでも自分の事だけを考える人ならお客様は離れていくと思います。
だからぼくは常に新しい技術、工法、知識、経験を意識して取り入れて吸収してどんな環境でも100%の商品をお客様に建物として提供していきたいのです。
目指すは『工務店らしくない工務店』
どうしても日本特有の商売の義理、筋道などがあります。ぼくももちろん大事にしていますが、常に新しい事をもとめて事業をしていくことも大切にしています。だから今は工務店ではなく事業として意識して商売をしています。
新しい事を取り入れて実行すれば、必ず喜んでくださる人がいると常に考えています。だから従業員にも独立、起業を考えて目標にしている人を雇用していきたいです。自分の経験した事を全て伝えて、いつしか自分の事業のライバルとなる存在になってほしいと思います。
わざと自分の商売のライバルを自分でつくって、育てたい。なぜならライバルになった時にまた自分も目標ができ成長すると信じているから。常に向上心が経営には必要だと思います。
インターネットの検索がきっかけでウッドファイバーを知り、弊社の新しいブランドとしてお客様にご提案できないかと考えたのがきっかけで、今後の日本の建築業界もエコを考え、国産材をより有効活用するヒントになればと興味をもちました。
せっかくすばらしい国産材が日本にはあるので、ほんの少しでも国産材でウッドファイバーが作れたら工務店として日本建築のレベルアップ、ドイツに視察に行くことにより海外の経営も自分自身で経験したい、とにかく色んな人達と関わりたい、自分の経営者としての人格も勉強したいの考えでドイツの会社に今現在気持ちが一番強く思っています。
経験したことを未来のライバルに伝えてもっと自分以外の人が喜んでくれる事業にしていきたい、この思いや考えを実現した時が経営者としての達成であったり、人生を変えてくださった親方に対しての親孝行、両親に対しての親孝行だとぼくは考えています。
今後限りなく可能性のある人材が色んな意味で自由に企業できるように、少しでも可能性があるならどんな事もチャレンジしていきたい。
『何があっても絶対にあきらめない、常に他人に孝行』 、ぼくが思う経営としての考えです。
MINORU WORKSでは、
こんな人材を求めています
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将来独立を考えている方
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コミュニケーションを取るのが好きな方
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ずっとチャレンジし続けて、
走り続けていきたい方 -
誠実さと正義感を元に、
困難な状況でも正しい判断ができる方